英国ロンドン生まれ。5歳よりピアノを始め、日本を経て渡米。ジュリアード音楽院プレカレッジおよび学部課程にてマーティン・キャニン氏に師事し、その後ミシガン大学にてローガン・スケルトン氏のもとで研鑽を積む。同大学にて修士号および博士号を取得。ヤナーチェク作品の研究をきっかけにチェコ共和国の音楽祭にて数回に渡り、ミロスラフ・ブレイハ氏および故イヴァン・モラヴェツ氏のもとでさらなる研鑽を積んだ。

これまでにヤナーチェク国際ピアノコンクール、ポーランド国際ピアノフェスティバル・コンクール、ボルダー・バッハ・フェスティバル・ワールド・バッハ・コンペティション、ダニエル・ルーテンバーグ室内楽コンクールなどで受賞。ライプツィヒのゲヴァントハウス、ニューヨークのアリス・タリー・ホール、東京の杉並公会堂をはじめ、アメリカ、日本、ヨーロッパ各地で演奏活動を行っている。また、歴史的鍵盤楽器による演奏で知られるフレデリック・コレクションのコンサート・シリーズに定期的に招聘されている。

近年はMusic Matters、Placitas Artists Series、Distinguished Artists Lecture and Concert Series、Aptos Keyboard Series、CSU Sacramento Piano Series、Pro Musica San Miguel de Allendeなどのシリーズに出演。モンタナ州のFestival Amadeusではジョン・ゾルテック指揮 Festival Orchestra と共演した。

録音には、J.S.バッハ《パルティータ第6番》およびヤナーチェク《草かげの小径にて》全曲を収録したソロ・アルバム『Misuzu Tanaka in Concert』(Concertant Classics)があり、『Fanfare』誌より「豊かで温かい音色」「雰囲気への深い共感」と評された。クラリネット奏者マキシム・シュトライコフとのデュオ・アルバム『Epilogues』は、ブラームス、サン=サーンス、プーランク晩年のクラリネット作品を収録し、『Classics Today』および『MusicWeb International』で高い評価を得ている。

現在は、ヤナーチェク、ラフマニノフ、プロコフィエフの作品を中心としたソロ・アルバム『Leaves of Sorrow』の制作を進めている。室内楽奏者としても活動を展開し、チャールズ・ナイディック、大島文子、セバスティアン・マンツらと共演。2012年よりクラリネット奏者マキシム・シュトライコフとのシュトライコフ=田中デュオで全米各地を演奏するほか、クラリネット、チェロ、ピアノによるトリオ・コンフェーロのメンバーとしても活動している。